今日施設への往診時の驚き。
脳卒中発症後、右腕と右足にマヒがあり
もう何年も右手はずっとグーのままだったAさん。
週2日で1年くらい前から治療と歩行リハビリを、
楽しく笑いながら、行っており、今日もリハビリ前のベッド上で身体の治療中
いつものように何かの話題で盛り上がっている最中、
突然動かなかったはずのAさんの右手指2~5指が動きだした。
こんなやりとりでした^^
Aさんが突然。 「先生先生!」
自分 「何よ~盛り上がってきたところなのに(笑)」
Aさん 「右の指が動くんです!」
自分 「え~っ!!」
Aさん 「不思議なんですよ」
自分 「きっと夢だな」「つねってみましょうか?」
自分 「私つねります? それともAさんの事 つねります?」
Aさん 「私でいいですよ」
自分 「えっ!? そりゃまずいですよ(笑)」
・・・・・
その後、歩行リハの時に、まだ不完全ですが開いたり握ったりできるようになった右手で、
歩行リハビリより、通りがかりのスタッフとの握手会になってしまいました。
松戸の施設のスタッフは忙しい中でも、
Aさんの変化を喜んでくださるやさしい方ばかりで嬉しかったです。
毎日がゼロのようにみえても突然花開くように見えるこの瞬間!
時々、その瞬間に出会いますが、最高ですね~たまりません。
麻痺で何年も握ったままの右手が動く?!
奇跡のような出来事ですよね!!
麻痺→拘縮となれば「もう動かない」と思ってしまいます。
でも、Aさんのケースがあると医学的には動かないとジャッジされていたとしても、動く可能性はなくならないんだと思いました。
無理とか不可能だと思ってしまうことであっても、可能性はゼロではないんですね。
きっと、思う方向、信じる方向次第で変わるんだろうな。肯定やポジティブな思いが限りない可能性につながるんだろうと思いました。
素敵な経験をシェアしてくださってありがとうございます。
可能性を引き出してくれる先生と治療院に出会えて感謝しています。